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2020.01.24 投資・資産運用

利率と利回りの違い 分かりやすく解説

 
この記事は以下の動画とリンクしています。よろしければご覧ください。
 
 
債券投資をするうえで注意しておかないといけない「利率と利回りの違い」について説明します。
 
うっかりしていると、一見高い利率の債券を買った!と思っていても実は全然手取りは少ない、なんて
 
ことが起きてしまいます。投資は多くの場合クーリングオフが聞きませんので、
 
間違って買ってしまっても自己責任になります。
 
買い直すにはすでに買った商品を売却しないといけないのですが、買った値段と同じ価格で売却できないことも
 
多々あります。
 
そんな失敗をしないために是非参考にしてもらえたらと思います。
 
 

利率と利回りの違い

紛らわしいし話なんですけど、でも大事なことなので触れておきますね。
 
利率と利回りは似て非なるものなので注意しましょう。
 
結論を先に言うと、債券を見るときは利回りを確認しましょう。
 
時間がない人はこれだけ覚えておいてください。
 
 

利率とは

利率というのは表面利率といえば分かりやすいと思うのですが、
 
新発の国債とか外債のパンフレットに年利○%ドーン!
 
と大きく書かれているのがだいたい利率です。
 
額面に対して1年間でもらえる利息ですね。
 
例えば満期5年、額面100万円に対して年間3万円、利息が入ってきたら利率は3%です。
 
それが利率。
 

利回りとは

 
利回りというのは利息+債券価格も含めた1年間のリターンのこと。
 
例えば、
 
額面100万円の債券を95万円で購入、
  
利息は年3万円つまり利率は3%、
 
とすると 利回りは何%になるか?
 
結論は先に、利回りは約4.21%となる。
 
 
 
3万円かけることの5年で15万円、
 
+償還時に95万円が100万円になって返ってくるから
 
5年間で20万円利益がでると、
 
それを1年あたりで割ると20万円割ることの5年で4万円、
 
投資した元本は95万円だから 4万円割る、95万円で4.21%になる。
 
これが利回りです。
 
 
 
額面より安く債券を買うと償還時に元本が増えて戻ってきます。
 
増えた元本部分も考慮した1年あたりのリターンを利回りといいます。
 
じゃあ、この債券の利率は?と聞かれたら何と答えますか? 
 
 
冒頭に言っちゃったけど3%ですね。利回りは4.21です。
 
 
 

債券は額面価格より高く買うと利回りが落ちる

 
注意しないといけないのは額面価格以上で債券を購入した場合。
 
これは表面利率より利回りが落ちます。
 
例えば額面100万円の債券を105万円で購入したとします。
 
利率は年3%、満期5年とします。
 
利息は1年に3万円なんで、かけることの5年で15万円。
 
ここまでは同じ、ここからが違う。
 
 
満期のときに105万円で購入した債券は額面の100万円で戻ります。
 
つまり-5万円になっちゃうわけ。
 
利息が5年分で15万円からの償還時のー5万円をすると、
 
トータルのリターンは10万円となります。
 
これを割る5すると1年あたりで2万円となる。
 
それを購入価額の105万円でわると1.9%これが利回り。
 
でもこの債券の利率は?
 
3%だよね。
 
既発債をみるときはこの利回りに着目しないといけない。
 
一見利率が高いように見えても額面価格以上で、
 
つまり定価より高く購入することになると実際は対して儲けがない、
 
なんてことがあります。
 
債券は利回りに注目しましょう。
 
 

外債は10年以上の為替チャートを確認

 
プラス外債を買うときは直近10年分ぐらいの為替チャートも必ず確認してね。
 
新興国通貨(ブラジル・レアル、ロシア・ルーブル、ブラジル・レアル)は
 
為替で30%とか普通にやられるからね。
 
 

債券を選ぶときは【利回り】を必ず確認

いろいろ書いて分かりにくい場合はごめんなさい。
よーわからん!という場合は、債券を買うときは利率より利回りを必ず確認してください。

そこだけ注意していれば致命的なミスは防げると思います。

 
 
そんなところで終わりにしたいと思います。
 
あなたの糧となる内容であればとってもうれしく思います。
 
ご視聴ありがとうございます。
 
 
 

 
 
 
 
 

 

 
 
 
 

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