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2021.04.28 コラム

アラフォー主婦・第三の職歴

この記事(シリーズ)は古田正子がお送りする
「専業主婦が手に職つけて独立するまでの軌跡」です。
営業経験ゼロ、事務職経験ゼロ、不動産業界経験ゼロのまま不動産会社に飛び込んでスキルを磨き
独立するまでのストーリを綴りたいと思います。

不動産会社に勤め始めてまだ1年ちょっとです。本当に独立開業まで辿り着けるかわかりませんが・・・
主婦目線、働く女性目線で不動産業界の事や女性が働く事について発信していきたいと思います。

女性こそ手に職を!

主婦こそ、手に職つけて自分が稼ぐべきだと思います。

私は大学卒業後、民間企業で総合職として働きました。
2年半ほど働いていた後に当時、転勤族だった夫と結婚をしたため専業主婦になりました。

専業主婦になってからは転勤・出産・子育てと怒濤の毎日で気付けば30代半ばに。

結婚や出産でひとたび仕事から離れると仕事復帰のタイミングが難しいし、何よりまた仕事を再開するのかと考えるとそれなりに覚悟が必要です。

一度仕事から離れた女性がまた仕事を始めることの大変さを私自身が経験しているからこそ、
あえて言います。専業主婦こそ仕事復帰を考えてほしいと思うのです。

子持ちの主婦が働くことのメリットはめちゃくちゃ多いです。
デメリットだって当然あります。デメリットを考慮しても遥かにメリットのほうが多いです。

この記事はこれから就職する学生さんや、私と同じように結婚や出産を機に離職してしまった仕事復帰を考える女性のためになればと思って書き殴りました。

私がなぜ不動産を選んだのか

当の私はいま不動産会社で事務兼営業として働いています。

なぜ不動産を選んだのか?という理由はシンプルで、
専門性の高い「手に職がつく仕事」だと思ったからです。

宅建資格は一応国家資格ですし、集客から営業までビジネスの流れを一通り学べて、
比較的独立もしやすい(成功するかはまた別の話だけど・・)。

これまで接客業中心の仕事をしてきた私は、アピールできるスキルが『接客』でした。
30歳を過ぎて、今までに携わったことのない仕事をしたいと思っていましたし、
仕事の成果が給与に跳ね返ってくる仕事・・・・
要は「稼げる仕事」を1度やってみたいと思っていたからです。

そんなこんなで・・・
不動産の仕事は働いた年数や経験がキャリアとして積上がっていく仕事だと思って
・営業経験ゼロ
・事務職の経験ゼロ
・不動産業界、完全未経験、
・子育てしながら
にも関わらず30歳を過ぎてから不動産業界に飛び込みました。

幸運なことに良い会社と巡り会えて家庭と仕事の両立をしながら毎日奮闘しています。

女性こそ手に職つけたほうがいい理由

女性こそ手に職がつく仕事をすべきと私が考える理由として、いわゆる専門職としてスキルを高めれば
・場所を選ばず
・1人でも
仕事が出来るという理由に尽きます。

私の夫は転勤族だったため(今は違いますが)、3年毎に転勤してその度に新しい場所での生活がスタートするような生活です。転勤族の男性と結婚すると妻は専業主婦になるか、あるいはシンプルな仕事(パート)をするか、というほぼ2択に絞られます。

しかし専門スキルがあれば場所が変わってもキャリアを捨てなくても良いのです。
決して不動産業じゃなくても良いと思います。例えば今流行りのWEBデザインやプログラミングといったWEB系専門スキルを持っている人は引く手数多ではないでしょうか。WEB系の職種はもともとリモートワークと相性がいいですが、コロナ禍と相まって完全在宅ワークとなっている会社は多いですよね。となると極端な話、雪深い東北や北海道の片田舎でも、沖縄でも仕事が出来てしまう。

そして誤解を恐れずに言うと
単純労働よりも専門職のほうが遥かに給料が良い。
単純労働の仕事だと高くても時給1,300円~1,500円ぐらいです。
一方で、専門知識やスキルが求められる仕事は高給です。

私は決してお金を稼ぐことだけに固執しているわけではないですが、
働く上で同じ時間を費やすならば経験やスキルが積み上がっていく仕事に就きたいと
考えているのです。

離婚したら私と子供の生活は終わる?

断っておくと私たちの夫婦関係は良好ですが、笑

子供がいれば何をするにも子供が中心になります。
1日のうち自分のためだけに使える時間は果たして30分もあるだろうか?と普段の生活を思い返したときに、「全然自分の時間ないな・・」とちょっと悲しくなりました。

人は時間に余裕がなくなるとイライラしてしまいますよね。

『もう、夫とはやっていけない』と考えるほど喧嘩することだって、あります。
頻繁にはありませんよ、笑
そんなときにふと思うのです。
『もし離婚したら、このあとの生活はどうなるだろうか』と。

私が手に職をつけたいなと思ったのは「何が起こるかわからない未来」を考えたときに、
自分1人で稼げるようにしておきたいと願ったからなのだと感じます。

離婚せずとも、夫が事故にあって働けない体になってしまったら・・・・・
考えたくはないことですが、誰の身にも起きる可能性ある話です。

いざ、女が1人で自分自身はもちろん子どもたちも育てていかないといけなくなった場合、
・家族を養っていくだけの収入を得られる仕事にすぐ就けるでしょうか?
・専業主婦経験が長い女性がそんな仕事にありつける?
2,3日では専門スキルを習得することは出来ませんよね。

女性が手に職をつければ、
どんな状況になっても家族と今と変わらない生活を送ることができます。

ちなみに・・・・「所得の高い女性は離婚率が高い」という統計データがあります。
そりゃあそうですよねぇ・・・駄目な相手ならすぐに見切りをつけられますからね、笑

スキルは働き方を選べる

手に職をつけると働き方を柔軟に選択できます。

小さな子どもを持つ家庭なら、
・保育園からの急な呼び出し(熱がでたのでお迎えお願いします、とか)
・子供が体調悪いときでも仕事を休めなかったりとか
・子供の側にいてあげたいけど、職場へ迷惑がかかるから休みにくい
といった悩みを持つお母さんは多いのではないでしょうか?
私自身、このような場面に何度も遭遇したことがありますし、その度に悩みました。

・職場や勤務時間についてもっと柔軟に働ける仕事はないかな?
・在宅ワーク中心の求人はないだろうか?
と考え、いくつも求人を探したけどもそんな柔軟な働き方ができる職種は専門スキルを持っていることが前提でした。

もし私に流行りのウェブデザインのスキルがあれば、、、
動画の編集スキルがあれば、、、
プログラミングのスキルがあれば、、、。
家で仕事ができれば・・・・

専門スキルを必要とする仕事であればあるほど「働き方」を選べるという強みがあります。
だからこそ「子育て&家事」に忙しい女性ほど専門スキルを身につけるべきだと思います。

こんなことを書いていると、私の夫は家事・子育てを一切しないモラハラ夫と思われそうですが
そんなことはないです、笑。彼の名誉のために言うと家のことに協力的な人です。

主婦だけど主婦じゃない私

主婦になって、幸せと同じくらい、自分の人生が空っぽでつまらないものだと感じました。
特にやりたいことも、欲しい物もなく、なんの欲も持たない自分がいました。
結婚して一緒に住み始め『愛する人の妻になり幸せいっぱい』と幸福に浸っていたのも、数ヶ月だけでした。

ぶっちゃけたところ、結婚してとても幸せでしたが、家事以外にやることのない毎日はとてつもなく退屈だったのです。結婚するまでやっていた仕事がいかに自分の拠り所だったのかと痛いほど思いました。

結婚後はとにかく
『なにかやりたいことはないかなぁ』
『趣味を見つけたいなぁ』
と思っていました。

そう思っていた理由は家庭以外の場所で「自分が主役」になれる場所を求めていたのだと思います。
夫婦生活の幸せを否定しているわけではないですよ。
朝食を作って、夫を仕事に送り出して、家の掃除をして、夕食の準備をして、といった毎日のルーティンが私にはしっくりこなかった。うまく説明できないんだけど、もどかしさや焦燥感を感じた。

趣味でも仕事でも、何でもいいから『自分が主役』でいられる場所が欲してたまりませんでした。

専業主婦になって一番抵抗があったのは自分自身で稼いでくるお金が無くなったこと。
今の時代にしては随分と早く結婚した私達はあまりお金が無かった。
そうなると自分がほしいモノ(ちょっとしたアクセサリーや化粧品とか)を買ってもいいのか、そこにお金使っていいのか、夫に確認しないと使いにくいようなことが増えてきた。

私は、それがとてもストレスだった。
この心のモヤモヤを解消するにはどうしたらいいかな?と考えたら
結果、答えはシンプルで「自分も仕事をして稼ぐこと」だと気がついた。

誰にも遠慮することなく自由に生きていくためには働くべきです。
家事も子育てもする女性こそスキルを磨いて手に職をつけるべきだと私は考えています。

頑張る自分へちょっとした贅沢とご褒美、そしてなかった選択肢を

・夫が職を失ったら?
・離婚することになったら?
・夫が事故にあって働けなくなったら?
・ほしい家が予算オーバーだったら?
・子供が、私大の医学部に行きたいって言ったら?
・親に介護が必要になったら?

自分が稼いできたお金ならば歳を取ると出てくるシミやたるみを誰に遠慮することもなく
高須クリニックで消せる、笑
美容クリニックでアンチエイジングに使ったとしても、誰にも文句なんて言われない。

断っておくと、ブランドバッグなどの高額商品が欲しいというわけでは決してないんです。
・欲しかったアクセサリーを買える
・外出先で子供喜ぶ経験をさせてあげられる
・ちょっとした、プレゼントを夫に
・いつもとは違う、ちょっと贅沢な食事を作って楽しもう
・夫に遠慮がちにならない
ちょっとしたことかもしれないけど、自分で稼いで自由に使えるお金を持つことは選択肢が広がります。

主婦が手に職つけることは、これからの考え方を大きく変えられる。

 

執筆者 古田正子

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