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2022.05.26 コラム

経営者がストレスや不安を感じる原因とは?社長の悩みの解決法も解説

経営者や社長の孤独は凄まじいものです。

悩みや仕事でのトラブルがあっても社内で周りに弱音を吐くこともなかなかできません。

ストレスから体調を崩してしまう人も少なくはありません。

まずは悩みを明らかにしてそのストレスや不安によって不調になった際にできる対処法をご紹介します。

できることならば、不調になる前に早めの対策をしていくことをおすすめします。

経営者の悩みTOP3

金銭面などの経営に関すること

社内で起こったトラブルや経営に関することのすべての責任をとるのは社長であり、経営者の役目です。それは金銭面でもいえること。

社長や経営者であるあなたが予算を会社に与えたら、社員にその予算内で計画・実行をしてもらったら、あなたはその結果をみてまた次の予算の判断をしなければなりません。

金銭面などの経営に関する判断は企業の未来に繋がり、それは企業で働く社員やその家族の生活にも関わってきます。その責任を伴う判断の大変さは社員には伝わりにくいでしょう。社員の気持ちや考えは理解できてもそれにそぐわない判断をしないといけないこともあります。それによって社員からの不満が起こることもありえます。

社員の気持ちも分からなくはないですが、経営していく上で金銭のやりくりは経営していく上で感情は無視して決めなければいけません。

また投資となる判断をした場合その結果がでるまでは一定期間を要します。新規事業の結果が出るまでは資金繰りに駆使しながらもいままでやってきた事業へは今まで通り継続するなど、挑戦しつつも変わらず続けることとのバランスにも苦労するなど金銭面など経営に関する悩みはストレスとなって大きくのしかかっていることと思います。

人材面に関すること

優秀な人材や社員の定着率など、人材の確保は企業の成長に大きく関係してきます。

また社員間のトラブル対応や社員のモチベーションを維持するための施策なども考えていかねばなりません。

せっかく新入社員が入ったのに研修がようやく終わるころに退職を願い出られたり、女性社員間の問題や妊娠を期に退職をされたりなども社員が定着しない原因のひとつです。

多様化する働き方に対応するなど人材の確保のためにいかに柔軟性のある企業になるかも模索していかねばなりません。

それらの悩みを打ち明ける人がいないということ

冒頭にも書いたように『経営者は孤独』です。どんなに悩みがあっても社員や家族にも言えないことがあります。

仲のいい友人にすらほんの一部分しか喋れないということもあるでしょう。

経営者同士の集まりもどこまで本音を言っていいのか悩ましいと感じている経営者や社長も多いようです。

とはいえ、悩みやストレス、不安を自分のなかに留めておくということは下手すると心身の不調につながることになりかねません。

可能ならば仕事帰りに会社の誰もがしらない自分だけのお気に入りのお店で、少し不安や不満を吐き出してみるのも有効なストレスケアや気分転換になります。

社長の最大の悩みは「人材面」

何度もお伝えしますが、企業を成長させるには人材の確保が必須です。良い人材なくして良い企業や企業の成長は成り立ちません。

企業を成長させてくれる良い人材を定着させるには、『社員満足度の向上』これにつきます。

「社員がやりたいプロジェクトを実行させてあげる」「福利厚生を充実させる」「働き方改革の実行」

ライフワークバランスを保ちつつも、仕事のやりがいを感じられるようなそんな企業であれば、最大の『人材面』の悩みは緩和できるのではないでしょうか。

ハラスメントに考慮しながらになりますが、休日やオフの時間に自由参加を前提に日帰り旅行や食事などで社員間の交流を図るのも効果的です。

社長がストレスで不調になったときに出来るリラックス方法5選

 朝日を浴びながらウォーキング

朝日を浴びると『セロトニン』というホルモンが生成されます。セロトニンは日中を活動的に過ごすための神経伝達物質で、夜に良質の睡眠を得るためにも大切な原料にもなります。朝日を浴びてから15時間後に『メラトニン』という快眠を促してくれる物質が分泌されるため、朝日をあびるということがいかに重要であるかがお分かりになるかと思います。私は夜型から朝方生活に変えて悩みこんでしまう癖がなくなりました。

(引用:ハーブとアロマテラピー情報誌 Lifeeare BOOK 2019秋冬 vol.30※非売品)

ウォーキングで手足を動かすことは脳が活性し、ポジティブな思考へと変わり、良いアイディアも生まれやすいです。もちろん日中に溜まったストレスケアのために夜の軽いウォーキングも良いですが、交感神経が活性してしまうほどの激しい運動は避けてください。

 

物事の見方を変えてみる

物には良い面と悪い面、表と裏があります。例えば、部下が自分の思ったように動いてくれなくてイライラしたとしましょう。しかしその部下なりに良いと思って動いたはずです。自分が思うことと違う面のことを見てみようという意識をしてみてはいかがでしょうか?分からない場合は相手を責めないように配慮しながら、直接本人になぜそうなったか?の経緯を聞いてみるのもいいでしょう。理解したいというアクションが相手にも伝わるはずです。

『見方を変える』という他の方法には、自分自身へのストレスへの対処としても良い方法です。

なんで自分はこんなにできないんだろう?経営者失格だな…なんて考えているとき、出来ていない部分にしか目を向けていませんか?それまでにできたことや失敗が軽傷で終わったこと、それに気づいた自分を褒めてあげても良いはずです。

私は手帳に細かくその日したことを記入して後日振り返れるようにしています。1日あたり1ページある、たっぷり記入できるタイプの手帳がおすすめです。

 

秘書を雇って自分の時間を確保する

『時間は有限です』社長や経営者であれば時間の価値についてはよく理解していると思いますが、時間を買う行動は取れていますか?

移動時間の有効利用は大切ですよね。さらに時間やスケジュールの管理をプロである秘書に任せることであなたには自由な時間がうまれます。その時間で次への活力を温存したり、ストレスケアをしたりしてみましょう。

スマホやパソコンから離れて、家族や友人とのたわいもない時間をすごしたり、自然に囲まれたリゾート施設へステイしてみたり、そんな時間を最近過ごしていますか?意外にも最大のストレスケアは何もしないことだったりします。家事代行サービスや最新家電を積極的に導入して家事の時間を減らすことも大切です。

 

専門家によるメンタルヘルスケアを受ける

海外では当たり前になっている経営者や社会人が専門家によるメンタルヘルスケアを受けるということ。

日本では精神科やメンタルクリニックはまだまだ敷居が高く、ほとんどのクリニックでは薬を処方されて終わりです。

ところが海外の同じようなクリニックでは対象者の話をしっかり聴き、不調の原因となる思考を突き止めて、それぞれに合ったコーチングをしてくれます。

病院ではありませんが日本にもそれに似た個人向けオンラインカウンセリングやコーチングを行っている株式会社cotree(コトリー)という会社があります。法人や団体向けプランもあり、会社の福利厚生としても活用できます。

私はかかりつけ医である漢方内科の先生に話を聞いてもらうことで、不安な気持ちがやわらぎ心がふっと軽くなるのを感じています。

東洋医学は患者の話を聞き、そこから問題を見つけ処方をしていくので、一般的な内科よりしっかり話を聞いてくれます。

冒頭に申し上げたように、『経営者は孤独』です。自分の思い悩んでいることを吐き出せる場所を確保しておくことは、最大のストレスケアともいえます。

 

お風呂に浸かって早めに寝る

ストレスケアやストレスに強い心身を作るために睡眠は欠かせません。

シャワーだけで済ませず、お風呂に浸かることで血行促進効果により免疫力アップや回復力アップにもつながります。ちょっとぬるいかなと感じる温度(40℃まで)で20分程度の半身浴がおすすめです。寝る2時間前までに済ませるようにしてください。

まとめ

社長や経営者は誰にも相談できないストレスや不安に日々向き合わなければなりません。

しかし、それを閉じ込めてしまっていてはいつか限界がきて心身ともに壊れてしまったり、ストレスを抱えた状態は部下や社員へ悪影響を及ぼすことになったりしてしまうことにもなりかねません。

ストレスや不安を瞬間的に感じることがあってもこまめにケアして切り替えることが大切です。

孤独をうけとめ、ストレスに向き合い、セルフケアすることが経営者や社長の務めではないでしょうか。

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