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2025.03.21 投資・資産運用コラム

【要約あり】ジェイソン流お金の増やし方は本当に正しい?現役証券マンがメリット・デメリットを検証

厚切りジェイソン(ジェイソン・デイビッド・ダニエルソン)は1986年生まれのアメリカ・ミシガン州出身のタレント・コメディアンです。大学卒業後に来日し、IT企業の役員を勤めながら、コメディアンとして活動。
「Why Japanese People!?」というフレーズでブレイクし、明るいキャラクターと流暢な日本語を武器に幅広いメディアで活躍。近年は投資や資産形成についての情報発信をしており、2020年頃にはFIRE(早期リタイア)を達成し、「ジェイソン流 お金の増やし方」などの著書を通じて、シンプルな投資術や考え方を紹介しています。

この記事では著書「ジェイソン流 お金の増やし方」の内容を解説しつつ、現役証券マンである筆者がプロの目線でジェイソン流投資術を考察をしていきます。この記事を読めば、「ジェイソン流お金の増やし方」のエッセンスを手っ取り早く吸収できることはもちろん、「ジェイソンの提唱する投資法は実際どうなのか?」という点をプロが忖度なく良し悪しを判断しますので、読み応えがあると思います。ぜひお読みください。

目次

執筆者プロフィール

杉山 広(すぎやま ひろし)
杉山綜合財務管理株式会社 代表取締役。
1985年生まれの男、夫、3人の息子を持つ父、大阪出身、横浜在住。
大卒後、証券会社へ入社。証券会社時代の6年半で1000名超の個人・法人のお客様を担当し、60億円を超える資産運用のサポートを行う。2015年にウェルスマネジメント専門の金融アドバイザーとして独立、2019年に当法人を設立。個人顧客を中心に証券投資と不動産投資を組み合わせたウェルス・マネジメントを提供。

3分で把握するジェイソン流お金の増やし方

「ジェイソン流 お金の増やし方」で書かれているノウハウは大きく3つのカテゴリーに分けられます。

  • ジェイソン流 投資術
  • ジェイソン流 お金を貯めるコツ
  • ジェイソン流 お金・人生の哲学

上記3カテゴリーについて、手っ取り早く全体像を把握できるよう箇条書きでまとめると次のとおりです。この箇条書きを読むだけでも、「ジェイソン流 お金の増やし方」のエッセンスを余すことなく吸収できます。

ジェイソン流 投資術

  • 投資の極意は3つ、①支出を減らして、②残ったお金を投資に回し、③待つ
  • 投資先はETFかインデックスファンドで長期・分散・積立投資を行う。
  • 個別の株式には一切手を出さない。日々の市場動向や業績チェックが面倒
  • 複利の力を活かせ
  • 投資先は米国がよい。投資対象に迷うならばVTIやS&P500を
    ※VTIとはバンガード・トータル・ストック・マーケットETF
  • 投資を始めたら売らない、暴落相場がきても売らない。ずっと待つ
  • NISAとiDeCo(イデコ)は税金回避のため積極的に使おう
  • 成長性や流動性に乏しいもの(不動産、中国株、コモディティ)や暗号資産には手を出さない
  • 3ヶ月分の生活費以外はすべて投資へ

ジェイソン流 お金を貯めるコツ

  • 現金は投資に回して、持ち家はローンで買う、投資の収益から毎月のローンを支払え
  • 副業は積極的にすべき、その理由は投資に回せる元手のお金が増えるから
  • 副業ができない人や多忙な人は今の仕事を頑張ってスキルを高めて給料を増やせ
  • 支出を管理せよ。本当に欲しいものか考えよ、家族とも相談せよ。家計簿アプリが便利だ
  • 支出を減らすことはすぐにできる、所得は増やすことは手間も時間もかかる
  • 特に固定費を減らせば、その節約効果は継続する
  • 働いて給料を得ること・節約すること、どちらもお金を稼ぐという意味では同じ
  • 細かい具体的な節約術(コンビニ・飲み会は行くな、服買うな、安いスーパでまとめ買い、歩け、サブスク見直し等)

ジェイソン流 お金・人生の哲学

  • パートナーとお金の価値観が同じであることはとても大事
  • 親から子供へ金融教育をしよう。学校では教えてくれない。親も教えてくれない
  • GRIT(やり抜く力)、粘り強さこそビジネスを成功に導く
  • 転職や日本移住といった人生のリスクを取って資産を増やした、投資ではリスクを取っていない
  • お金の話を夫婦や家族でたくさんする

それでは、上記3カテゴリーの内容について、プロの目線で「実際のところ本当に良いの?悪いの?」を考察していきます。

ジェイソン流 投資術の嘘or本当

さっそく、ジェイソン流投資術についてプロの目線で本当に正しいのか検証していきましょう。

  • 投資の極意は3つ、①支出を減らして、②残ったお金を投資に回し、③待つ
  • 投資先はETFかインデックスファンドで長期・分散・積立投資を行う。
  • NISAとiDeCo(イデコ)は税金回避のため積極的に使おう
  • 個別の株式には一切手を出さない。日々の市場動向や業績チェックが面倒
  • 複利の力を活かせ
  • 投資先は米国がよい。投資対象に迷うならばVTIやS&P500を。
  • 投資を始めたら売らない、暴落相場がきても売らない。ずっと待つ。
  • 成長性や流動性に乏しいもの(不動産、中国株、コモディティ)や暗号資産には手を出さない
  • 3ヶ月分の生活費以外はすべて投資へ

投資の極意(支出を減らして投資して待つ)は正解か?

FIREを目指すかどうかはともかく、ETFやインデックスファンド(*1)を用いた長期・分散・積立投資は投資の入口としては大正解です。そしてNISAやイデコといった非課税制度を用いれば、効率よく運用ができるので、その点も正解だといえます。ぐうの音も出ないほどの正論です。

積立投資は複利での運用が前提となっており、仮に毎月55,000円を積み立てながら、年4%で20年間運用すれば20年後に運用資産は2000万円を超える見込みです(元本1320万円、利益697万円)。

イデコは60歳まで原則解約ができない&引き出すことができない点がデメリットですが、NISAはいつでも解約が可能です。どっちの制度を使うか迷えばNISAを使えばいいでしょう。もちろんお金に余裕がある人は両方使ってもOKです。

*1 参考 ETFとは?日興アセットマネジメント インデックスファンドとは?三井住友銀行

米国集中投資は正解か?

投資先を米国株のみにする、というジェイソンの主張は、正解かどうかより、半分同意、半分反対です。

米国の経済規模は世界経済の25%以上を占め(*2)、世界中に張り巡らされたサプライチェーンにより世界経済は常に連動しています。世界経済とは平たく言ってしまえばG7です。G7のなかで占める米国の経済規模は50%を超えており、結局、米国経済の動向によって世界経済は良くも悪くも影響を受けます。米国株(S&P500やVTI*3)に投資するETF(またはインデックスファンド)を買っておけば、結果的に世界経済の成長果実を得ることができることになります。以上のことから投資対象は米国株のみ、という点は賛同できます。
*2 参考 世界GDP106.2兆USD、米国27.72兆USD どちらも2023年 世界銀行より
*3 VTIとは世界最大級の資産運用会社「バンガード社」が提供している米国ETFで、米国株式市場全体に投資できる商品

個別株投資は避けるべき、これは正解か? 米国株以外は手を出さないほうがよい?

ジェイソンが個別株投資を避けるべきと解説する根拠として、ウォーレン・バフェットが2007年に「ヘッジファンド運用 vs インデックスファンド」の成績を10年間で比較した事例があります。結果はインデックスファンドの年平均利回りが約7.1%に対し、ヘッジファンド側は約2.2%にとどまりました。このデータを見れば、投資の経験が浅い人ほど分散効果の高いインデックス投資が堅実だとわかります。

ジェイソンの主張(投資対象は米国のみ、個別株は避けるべき)に杉山が反対する理由は、日本株にも投資をしたほうが知識の広がりや資産を大きく増やしたい人にとってはアドバンテージがあるからです。特に記事執筆時(2025/03/18)の日本株は企業価値や株価水準が非常に割安だと判断できるからです。

とはいっても、投資初心者がいきなり個別株に投資をするのは怖かったり、分からいことが多すぎて抵抗があることでしょう。その場合、まずは日本株ETFに投資することをおすすめします。その後慣れてきたら個別株にも投資する、という手順を踏むといいでしょう。

個別株投資は何だかんだ大人気

私は投資アドバイザーとして活動していますが、「株式投資(個別株)をやりたい」というお客様の声が圧倒的に多いです。個別株に投資をするならば日本語での情報量の多さや、経営者や会社そのものを直接見ることができる機会が豊富な日本株が一番いいといえます。
個別株を投資しようにも、「銘柄の選び方が分からん」と壁にぶち当たる人は多い。業績、流行、時価総額、テクニカルなど、個別株を選ぶ方法はたくさんあるのですが、それを説明しはじめるとこの記事の本旨から外れるため割愛します、ごめんなさい!

個別株投資の魅力は何と言っても資産を大きく増やせることです。

ETFやインデックス投資では資産の増え方は20年で2倍程度、せいぜい3倍です。お金を稼ぐ能力が高い人にとっっては十分かもしれません。本業で稼いだお金をどんどんETFやインデックスファンドへ投資していけば勝手にFIREできるぐらいの資産を築けてしまいます。高所得の人や老後困らないぐらいの資産があれば十分という人はジェイソン流で手堅くインデックス&ETFによる積み立てだけでいいと思います。

一方で、
年収は普通、、、さらに相続等で臨時収入もなし、けれどもFIREをしたい!お金持ちになりたい!という人は、元手を大きく増やさなければなりません。

そんな人は個別株投資に挑戦したほうがいいでしょう。小さい元手を大きく増やすにはやはり個別株投資が最適です。もちろん全財産を個別株に突っ込めと言っているわけではありません。100万円~200万円ほどの軍資金から徐々に増やしていけばいいと思います。
銘柄選びについては、前述のとおり、、、説明しはじめるとこの記事が凄まじいボリュームになってしまうので、割愛します、ごめんなさい!

話は戻すと、「株式投資にはあまり興味がない、とりあえず運用して安定的に資産が増えればいい」という人はジェイソンが勧めるように米国株集中投資(ETF、インデックスファンド)でOK。

オルカンかS&P500 どっちを買うべきか?

インデックスファンドへ投資をするときにS&P500かオールカントリーかで活発な?議論があります。米国株のみに投資をするか、世界株式全体へ投資へするかの違いです。
結論としては、「正直どっちでもいい」と私は答えます。オルカンの60%は米国株に投資しており、残りの20%は欧州株です。オルカンの中身を見ると、投資額の80%はG7の株式に投資をしていることになります。前述のとおりG7の盟主は経済規模と軍事力から、いうまでもなく米国であり、米国経済の隆盛で世界経済の動向も決まります。

S&P500かオルカンか?
3ヶ月後あるいは半年後ぐらいの価格の比較であれば、差が出るかもしれないが、長期的に見れば大きな価格差は出にくいと考えられますので、どうしても迷うならば好みで選べばいいと思います。

ちなみに、杉山自身は米国株と日本株のインデックスファンドの両方ともに投資をしています。

不動産投資は避けるべき、これは正解?

ジェイソンは流動性や管理の手間を理由に「不動産投資は避けるべき」と主張しています。たしかに、不動産投資は投資初心者にとってハードルが高いことは間違いないため、「投資初心者は不動産投資を避けるべき」と私も思いますが、不動産投資自体を完全に切り捨てる必要はないと考えています。

不動産投資はハードルが高いと言われる理由は次の通りです。

  1. 投資金額が大きくなる
  2. 管理の手間とコストがかかる
  3. 素人は騙されやすい、情報格差が業者と顧客との間で大きい
  4. 見えないリスク(瑕疵)が潜んでいる

不動産投資は金額が大きくなってしまうことが最大のメリットでありデメリットです。
例えば、最も投資額が少なくて済むワンルームマンションに投資する場合でも、投資金額が数百万円~数千万円となります。一括で物件代金を支払える人は少ないので、銀行借入を利用することが一般的です。一昔前ならばサラリーマン大家に対する融資に銀行は積極的でしたが、各種トラブルなどから今では実績がある人や、自己資金をある程度準備できる人でないと銀行借入は難しくなっています。まずここで(銀行から融資を引き出せない)壁にぶち当たる人が大半でしょう。

繰り返しですが、不動産投資の最大のメリットは銀行借入によってレバレッジを効かせられる点です。逆に言えば、銀行から融資を引き出せないならば、(例外を除いて)不動産投資のメリットはあまりないといえます。

銀行からの借入が可能であることを前提に、最も儲かる不動産投資は何か?と聞かれれば、実は答えは明確です。築20年以内の鉄筋コンクリート造(RC)のマンションや商業ビルの一棟買い、これが不動産投資の最適解です。区分マンションや戸建て住宅を投資用として運用するのも悪くはないが、1棟買いと比較すれば投資効率は落ちるし、管理の手間やコストもかかります。

例外としては、分散投資やインフレ対策の1つとして投資ポートフォリオのなかに現物不動産(戸建て、マンション含む)をいれることは賛成ですし、実際にオススメもしています。

とはいえ、いきなり1億円を超えるようなRC造一棟買いが王道と言われても、借金して買うのはさすがにちょっと怖い、、、という人は多いのが現状です。失敗すれば資金繰りに悪化して自己破産一直線となるからです。サブリースがあるじゃないか、という意見もありますが、サブリースは一種の情弱ビジネスなのでお勧めできません。

以上の理由から、自ら証券投資もやっているし不動産投資もやっているし、ウェルス・マネジメントと不動産業も営んでいる筆者の視点では「最初は証券投資、資産が増えてくればポートフォリオの1つに不動産もいれる」という投資スタイルをオススメしています。

中国株は避けるべき、これは正解?

中国株はジェイソンが言う通り、投資対象から外すべきだと強く推奨します。共産党によって人為的・恣意的に操作されたマーケットのため、一番儲かるのはインサイダー(内部情報を持っている人)だけです。

中国経済の成長性という視点でも中国株は魅力的ではありません。

中国は他国への輸出や外国資本による対中投資によって成長してきました。2016年以降、貿易だけでなくあらゆる面で米中対立が起きています。これはただの貿易摩擦ではなく、軍事的、イデオロギー的なものを含み、将来の覇権国家をかけた新冷戦です。お金の対立だけでなく自由主義VS共産主義の戦争といったほうが正しいでしょう。G7を筆頭に中国を国際的なサプライチェーンから外す動きは2016年以降進んでおり、外資による対中投資は2021年以降激減しています(*4)。成長エンジンを失った中国経済の見通しはハッキリ言って暗い。同様に中国だけでなく、BRICs等の新興国も投資対象から外したほうがいいでしょう。中国と同様で政治体制が不安定であり、また経済基盤も脆弱であることから、博打のようなものです。

*4 参考 日経オンライン 中国国家外貨管理局が14日発表した2024年の国際収支によると、外資企業の直接投資はピーク時の21年と比べて99%減少した。

暗号資産(ビットコイン等)は避けるべき、これは正解?

暗号資産への投資は避けるべき、というジェイソンの意見に賛成です。法定通貨ならば国家による保証・裏付けがあり、株式ならば業績・企業活動による裏付けがあります。しかし、そういったものが暗号資産にはありません。50年後にビットコインが存在しているか怪しい。

また、暗号資産は価格変動が非常に大きく、24時間365日いつでも取引ができるため、価格を追うのが大変です。ちなみに私は暗号資産に申し訳程度の投資をしたことがあります。結果は、、、小遣い程度儲かったところで自分には合わないと思ってスパッと辞めました。長期投資&ほったらかし投資を是とする杉山にとっては、暗号資産への投資は魅力を感じませんでした。今後、暗号資産に投資する予定もありません。

3ヶ月分の生活費以外は投資へ、これは正解?

生活費の3ヶ月分は現金を手元において、それ以外は投資へ回すというジェイソンの教えは、概ね賛成だが仕事内容によって手元に持つべき現金額は変わるので注意してほしいと思います。

3ヶ月分の現金を持っておくべきというジェイソンの根拠は、投資を続けるうえで「株価暴落に耐えられる手元資金額」を彼は3ヶ月と判断している、という点です。これは概ね賛成です。例えば会社員の方など給料が毎月安定している人は3ヶ月分の現金でいいでしょう。他方、フリーランスや自営業の人は3ヶ月分の生活費では少し危ういように感じます。暴落時には仕事が急にキャンセルとなったり、完全に受注が止まることがあるからです。そうなると3ヶ月分の生活費では少し心もとないので、自営業者は半年から1年分は現金があってもいいと思います

また、暴落時は想像以上にメンタルが疲弊します。2008年のリーマンショックや2020年のコロナ・ショックでは多くの投資家が将来に悲観して安値で投げ売りしています。株価が下がれば、買う人も出て底打ち・反発していくのが市場原理ですから、過度な悲観をしなくてもいいのですが、毎日のように資産が目減りしていくと、パニックになってしまうのが人間です。

ジェイソンが言わんとしていることは、自分が冷静でいられるだけのキャッシュを持っておいて、それ以外は投資に回せということです。

ジェイソン流 お金を貯めるコツ

ここでは、ジェイソン流お金お貯めるコツについてプロの目線で良し悪しを検証していきます。

  • 現金は投資に回して、持ち家はローンで買う、投資の収益から毎月のローンを支払う
  • 副業は積極的にすべき、理由は投資に回せる元手のお金が増えるから
  • 副業ができない人や多忙な人は今の仕事を頑張ってスキルを高めて給料を増やせ。
  • 支出を管理する。本当に欲しいものか考えよ、家族とも相談せよ。家計簿アプリが便利だ
  • 支出を減らすことはすぐにできる、所得は増やすことは手間も時間もかかる
  • 特に固定費を減らせば、その節約効果は継続する
  • 働いて給料を得ること、節約すること、お金を稼ぐという意味では同じ。
  • 細かい具体的な節約術

持ち家はローンで現金は投資へ、これは正解?

ジェイソンは良い借金と悪い借金について解説しており、住宅ローンは「良い借金」に区分されると説く。住宅ローンは国民の住宅購入の支援という意味あいもあって、通常の事業ローン(不動産投資ローンなど)よりもかなり低い金利で借入ができます。おおよそ3倍ぐらい金利が違いますから、使わない手はありません。ジェイソンがいうように手元資金はできるだけ投資で運用し、持ち家はローンで購入するほうが正解といえるでしょう。

注意点としては住宅ローンは自分が居住する場合にのみ使えます。投資用なのに自己居住用と偽って住宅ローンを組むと銀行にバレれば一括返済を求められることがあるので辞めたほうがいいでしょう。

インフレになると持ち家のほうが良い理由

2022年頃から日本は本格的なインフレ局面に入りました。年率2%台後半のインフレが続いており現金価値の下落は著しい。

都市部やその近郊だけでなく全国津々浦々にまで地価上昇が波及しています。デフレの時代であれば現金だけ持っていれば良いのですが、インフレに突入すれば現金のみで資産を保有するリスクは非常に高い。10年もすれば現金価値は少なくとも2~3割は毀損しているでしょう。できるだけ現金以外で資産を持つ必要があり、持ち家を保有する事自体がインフレ対策になります。このような観点からインフレ対策として持ち家を持ったほうがいい時代に入っていると私は考えています。

資産としての持ち家 目利き法

持ち家(投資用でも)を買うなら、築古だが上モノ(建物)の状態が良くて土地値に近い中古不動産(一戸建て)を買うのがオススメです。

住居用不動産の購入では、戸建てかマンションかで意見が分かれます。それぞれ長短ありますが、私は戸建て派(土地+建物)です。戸建ては、土地も建物も自由に売買できるし建物のメンテナンスや建て替えも自由です。そして自分の土地内・建物内であればまぁ何やってもいいわけですね。
マンションは将来売却予定であっても、修繕費を毎月支払わければなりません。また、多くのマンションは建物の管理を管理会社へ委託しているが、管理費の大半を占めるのが管理会社への報酬です。私からすると無駄なコストに感じる。また、マンション管理組合で決まった事は所有者全員が従わなければなりません。このように自分の資産であるのに、制約が多く自由が効かないというデメリットが他のメリットを凌駕しているのがマンションです。

不動産の価値は建物と土地に分けられますが、ジェイソンの言う通り、日本の場合は建て替えが前提のため建物に価値を見出すのは難しい。

2000万円かけて作った建物をたった30年で立て直すことについて疑問に感じませんか?
築古の建物の価値を銀行は一切評価しないことに疑問を感じませんか?

他方、土地は消費されないし、経年劣化による価値の毀損もありません。世の中の動きや経済の移り変わりで土地の価格は変動するが、建物のように経年により強制的に価格がディスカウントされることがないのが土地である。

だからこそ、持ち家(投資用でも)を買うなら、築古だが上モノ(建物)の状態が良くて土地値に近い中古不動産(一戸建て)を買うことを私は選択肢の1つとしておすすめしています。

副業は積極的にやるべき、これは正解?

ジェイソンは副業を推奨しており、「副業が出来ない人は今の仕事でスキルアップして給料を上げろ」と解説しています。

全くもってその通りで同意しかありません。

ただし、杉山が考えるに、副業は本業の専門性や本業の人的ネットワークを活かせる分野がよいでしょう。

例えば、

  • 建築士が建築士養成の専門学校で講師をする
  • ウェブエンジニアがクラウドソージングサービスで仕事を請け負う
  • 本業の人的ネットワークでビジネスマッチングをして仲介料を取る、など

あるいはプロ並みの専門性がある趣味を活かすのいいでしょう。例えば、サーフィンやダイビングなどのマリンスポーツが趣味でインストラクター資格を有しているなら、SNSやクラウドソージングで生徒を募ることが可能です。登山・トレッキングなどが得意な人は「登山を始めてみたいけど、なかなか一歩が踏み出せない」という初心者を募ってガイドを名乗り出るのも良いですね。

副業で避けるべきは、畑違いの分野で副業を始めることです。副業でお金を稼ぐまでに時間とコストがかかってしまい、割に合わないので多くの場合うまくいきません。

杉山の副業・兼業について

ドヤ顔で偉そうに言うが、杉山の副業歴はどうなんだとこの記事を読んでいる人は思うかもしれません。
杉山の場合、副業というか兼業というか?何をやっているかというと、個人顧客向けのウェルス・マネジメント、自ら証券投資、不動産屋(売買仲介、自己売買)、自ら不動産投資、を仕事としてやっています。正直どれが本業か分かりません。どれも本業だと思っています。

副業するにあたって、私はマイルールを作っています。
それは前述のとおり、①今の仕事の専門性が活かせる、②今の仕事の人的ネットワークが活かせる、以上2つのどちらか一方か両方を満たしていることが大前提です。私のビジネスキャリアは証券会社でスタートし、当然その分野が一番詳しい。不動産取引は後から身につけたスキルです。

未経験で不動産屋(宅建業)をはじめた経緯

後から不動産取引のスキルを身に着け、未経験ながら不動産屋(宅建業)を始めた経緯を簡単に説明します。以前より資産運用業務のクライントから不動産取引について相談を受けることありましたが、不動産取引は私の専門外という理由で、知り合いの不動産業者をクライアントへ紹介していました。しかし、様々なクライアントから定期的に不動産取引の相談を受けることから、「これニーズあるから自分でやったほうが良くね?」となったわけです。そして証券マンという本業から半歩ずらして不動産業も始めました。これは正解でした。収益が上がるのは当然ながら、仕事の幅も広がり、今までなんだか良くわからなくて怖いし騙されそうと思っていた不動産業界のからくりもよく判りました。

過去に取引したお客様、いま取引しているお客様に、「あなたに〇〇のことについて相談したら迷惑かしら?」、「〇〇のことってあなたに相談してもいいのかしら?」と言われる〇〇業務は副業につながりやすいです。

ちなみに私にとっての「〇〇な業務」とは、不動産だけでなく、相続、遺言、任意後見なども加わり、本業と関連する仕事は専門外でもあえて断らずにスキルの幅を増やしていきました。

失敗した副業の実例を恥ずかしげもなく紹介する

始めた副業のすべてが上手くいっているわけではなく、もちろん失敗を繰り返してきました。そこで杉山の失敗した副業を紹介します。

失敗した副業① Webデザイン・プログラミング

2018年頃からウェブ人材ブームが巻き起こり、そして2020年に新型コロナ禍によるリモートワークブームでこのウェブ屋業界がある種のバブルめいたことになっていました。流行り物好きの杉山は証券マンの立場ながら、いっちょやってみたのだ。結果は4ヶ月で撤退。撤退理由は、客からお金を取れるレベルになるには時間がかかりすぎるし、片手間でそのスキルレベルには達しない、と判断したからです。

  • 得たもの → 申し訳程度のウェブデザイン知識・スキル
  • 失ったもの → 70万円(オンライン講座料金や各種ツールなど)、時間

失敗した副業② Youtube

2019年頃にYoutubeへ動画投稿を始めました。

投資系の話を色々展開したが、全くもって泣かず飛ばず。ちょっとテーマを変えて政治・経済系に軸足を移したところ、10ヶ月ほどで登録者数は12,000人ほどまで伸び、収益化も達成し、毎月5万円~多いときで10万円ほどの広告収入がありました。最終的に10ヶ月ほど続けたところで撤退。理由は、本業との相乗効果が低いことがまず1つ(チャンネルテーマ選定をミス)。次に、割と高頻度で動画を投稿していたが、動画投稿に割く労働負担が大きすぎたからという点が2つ目です。

  • 得たもの → 申し訳程度の動画作成と編集スキル
  • 失ったもの → 機材代(30万円ほど)、時間

他にもアフィリエイトだったり、税理士試験に挑戦したりと、色々やりました。挑戦した副業のほとんどは失敗からの撤退を繰り返しています。

となると、さすがに学習するわけです。本業とかけ離れた副業は労働負担としても金銭的にも、効率が悪いと(はよ気づけ!)。

ジェイソンの具体的な節約術

本旨に戻り、ジェイソン流の節約術の細かい点は次のとおり箇条書きで紹介します。

  • 自販機でペットボトル飲料を買わない
  • コンビニ行かない
  • 歩く
  • 安いスーパーで一気に大量まとめ買い
  • 新品に飛びつかない、同等スペックの安い代替品を買う
  • 服は買わない、お下がりを利用
  • 飲み会行かない
  • ジムは市営のものを
  • サブスクは見直す
  • ポイントにつられて買い物しない

などなど。ちなみに私は半分もジェイソン流節約術を実践できていません笑

ジェイソン流 お金・人生の哲学

最後に、ジェイソン流お金と人生の哲学についてプロの目線で考察していきましょう。

  • パートナーとお金に対する価値観を同じにしていることはとても大事
  • 子供に金融教育をしよう。学校では教えてくれない。親も教えてくれない。
  • GRIT(やり抜く力)、粘り強く努力せよ
  • 転職や日本移住など、人生のリスクを取ることで資産を増やした。投資ではリスクを取っていない
  • お金の話を夫婦や家族でたくさんする。

 

配偶者とお金の価値観を共有する、これは正解?

ジェイソンは配偶者とお金に対する価値観を共有していることはとても大事だと説く。

何回目か分からないほど、ぐうの音も出ない大正論です。

お金の価値観を共有できていないければすべての生活項目について衝突が生じるし、節約・倹約が出来ないからです。

お金の価値観といってもその範囲は非常に広い。例えば、趣味に使うお金、交際費、帰省の頻度、マイカーを持つか否か、マイカーのグレード、家具家電の買い替えやグレード、子供の習い事、子供の進学や教育費、親の介護の金銭負担、などなどハッキリ言って、生活のほとんどが金に関連することばかりです。
この価値観の不一致はかなり手痛いでしょう。結婚する前にかならず確認しておくべきことです。

結婚してから価値観の不一致が判ったならば、衝突を恐れず何度でも夫婦で話し合うことが大切です。夫婦といえでも、価値観の違いはよくある事なのでそれ自体は問題ありません。問題なのは、価値観の違いを擦り合わせできない(しない)ことです。夫か妻のどちらかが、一方的に我慢しているようでは、いずれ限界がきます。結婚生活はどちらか一方が死ぬまで継続するわけですから、50年間以上も相手への不満を我慢し続けることができるならば、オススメはしないが我慢し続ければいいでしょう。ほとんどの場合、溜まった不満のエネルギーはいずれ爆発し、そのまま離婚一直線となります。

子供にお金の教育をする、これは正解?

また、ジェイソンは子供とお金の使い方について話し合ったり、お金の教育もやっていると説く。例えば子供からモノを欲しがったときに「買ったら駄目」とは言わず、「本当に必要かよく考えてからお金を使いなさい」と伝えているようです。

学校でお金の使い方や増やし方について教わる機会はありませんから、ぜひ家庭で実践してほしいと思います。

筆者ファミリーでは、教育も兼ねて子供に「小遣い」をあげずに、「利息」といって毎月お金をあげています。ちなみに金利は月利5%です(!)。世の中の金利が変われば子供にあげる利息の金利も変えています。「利息」額が多くなりすぎれば、緊急利下げいう大人の都合も入りますが、、、。

面白いことに、私の小学4年になる長男は、元本を使い切ると利息がゼロになるので、「手元資金が2万円を下回らないようにするというルール」を作っているようです。自分自身でよく考えてお金を使っているようで何よりです。

GRIT・やり抜く力・しつこさ、これは重要?

GRIT「やり抜く力」の重要性は近年声高に叫ばれている。それはビジネスや勉強だけでなく、人生のあらゆるステージで大事になります。ジェイソンは彼自身が成功した要因の1つとしてこのGRITを挙げています。

完全に同意なのですが、私が1つ付け加えるとしたら、「GRITは大事だが撤退する勇気も、時には必要だ」ということです。なぜならば、成功する可能性に乏しい物事に固執することは、大きな機会損失であり、人生のリスクを大きく上げることにもなるからです。

撤退する勇気がないとなぜ駄目なのか?

撤退する勇気が大事であるかは、副業の段落で少し触れました。

例えば、私は新しいビジネスを始めた時に、半年~1年経過しても1円も稼げる見込みが見えてこないと思えば即撤退します。また、稼げるまでに時間がかかりすぎるようなビジネスだと気づいた時もさっさと撤退します。新しいビジネスを始めるときは当然ながら稼げる見込みがあると思ってチャレンジするのですが、実際はやってみないと分からないことが多いものです。

一番最悪なのは稼げる見込みが乏しいのに、「一度始めたからには」、「先行投資でお金かけちゃったから」、「手間も結構かけちゃったから」という理由でダラダラと見込みのないビジネスにしがみついて時間とお金を浪費することです。駄目だと判断したら恥も外聞もなく、投資したお金は損切りと割り切って、尻尾をまいてさっさと撤退したほうがいいでしょう。

杉山が過去に挑戦したウェブデザイン、Youtube、そして税理士試験挑戦などは撤退戦略が活きた事例だと考えています。見込みがないのに、もしダラダラと続けていたら・・・・と思うとゾッとします。

FIREを意図せず達成しちゃったジェイソン

人生のリスクをとったことで資産を増やてきたが、投資についてはリスクを取らないと解説するジェイソン。

彼は安定したGE(米国屈指の複業企業グループ)での人生もあったが、ライバルの同僚社員たちが優秀すぎる環境ではトップグループで出世街道を走ることは難しいと感じたようです。また、どんな優良企業でも、10年後、20年後は会社がだめになるだろうと考え、ベンチャーに転職したジェイソン。
他方、投資ではリスクテイクは避けるスタイルを実践。ジェイソンは個別株を避け、インデックスファンドやETFのみに投資し手堅く資産を増やしてきました。

ジェイソンは、FIREを望んでいたわけではないが、結果的にFIREできるぐらいの資産とインカムゲインを得たと著書「ジェイソン流 お金の増やし方」で語っています。
FIREとは経済的自立(Financial Independence)」と「早期退職(Retire Early)」を指す言葉です。米国・トリニティ大学の論文によって提唱され、年間支出の25倍の資産を年利4%で運用すれば投資収益だけで生活費をまかなえるというものです。

例えば年間生活費が200万円の人ならば目標とする運用資産額は5000万円です。

厚生労働省の2023年調査では、日本の1世帯あたりの平均所得金額(税引前)は524万2,000円です。

家族世帯(結婚して子供がいる人)がFIREをしたいならば、少なくとも1億3000万円ほどの資産を年4%程度で運用すればいいということです。

笑った、なるほどの事例

さて、ここではジェイソンのエピソードで、思わず笑ってしまった箇所を紹介します。

コーヒーの話 ケチ・・・

ジェイソンの節約術について、コーヒーのエピソードがあります。ジェイソンはとってもコーヒーが大好きで毎日2リットルぐらい飲んでいるようです。ただ、価格が高いという理由でお店や自動販売機でコーヒーを買ったことはない模様。

ではどうするか?
ジェイソンはいつも業務スーパーで買ったインスタントコーヒーを2リットルの空のペットボトルに溶かして飲むようにしているようです。

まったく美味しくないとのこと笑。

でもカフェインがしっかり補給できるからジェイソンは満足していると語ります。なんというか、合理的な思考がいかにもアメリカ人らしいと感じた笑えるエピソードです。

冷蔵庫の話 ドケチ・・・

2023年頃に自宅の冷蔵庫の自動製氷機が壊れて水が漏れるようになってしまったジェイソン家、ドライバーでネジを外して製氷機ごと取り外しました。その後、100円ショップの製氷皿で代用。冷蔵庫を丸ごと買い替えなくて済み、思わず「よっしゃあ!」と叫んで、奥様と二人で喜んだようだ。

価値観を夫婦で共有していますね笑

参考:https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/kazokunokoto/82029/

歩く話 ドドケチ・・・

ジェイソンは仕事が都内の場合は、基本的に歩いていくとのこと。10~15kmぐらいなら電車やタクシーを使わなくても余裕のようです。10kmだと大体大人の足で45分ほどです。移動は基本徒歩を使えば確かにお金を使わなくても済みますが、時間を使いますので、中々実践するにはハードルが高そうに感じます。

ジェイソンの両親の話

ジェイソンの両親とのお金に関するエピソードはユニークでありながら、とても参考になります。
ジェイソンの育った環境は、父が働き、母は専業主婦という一般的な米国の中流家庭だ。ただ父親は倹約家であり、また母親は父(ジェイソンの父)の給料を上手くやりくりする賢妻でした。ジェイソンは次のような彼の母親の忘れられない言葉を語ります。

ジェイソン母「お父さんは外で稼いでくる。お母さんは割引クーポンや半額セールを利用して、お父さんの給料を2倍にしているの。」

稼いでいるのにお金が貯まらない人の特徴として、支出が多すぎることが挙げられます。よく誤解されがちですが、「高所得者=資産家」ではありません。例えば、都市部の共稼ぎパワーカップルは世帯収入は多いものの、それゆえ金銭管理が甘く、浪費しがちで資産額は僅か、という人は少なくありません。

つまり、働いて給料を得ることも節約することも、お金を稼ぐという意味では同じだということが、ジェイソン母の教えなわけです。

ドケチで変人だけどエリートなジェイソン流を実践しよう

ジェイソンは多分、めちゃくちゃケチだ。

ド級の節約・倹約家であり、その節約生活を我慢しながらではなく、楽しみながらできる点がジェイソンの強みといえます。
彼のようなタイプはアメリカではかなり珍しいほうです。米国はクレジットカード社会ですから、ローンを組んで収入以上の消費をする人がたくさんいます。多くの場合、使いすぎてしまって月末の支払いのために借金する人が多いほどです。
そんな厚切りジェイソンの著書「ジェイソン流 お金の増やし方」の内容はプロの目線でも投資の王道を行く内容であり、「これから投資をはじめよう!」という人にとって良書だとオススメできます。

彼の著書を読んだ人は気づくと思いますが、そもそもジェイソンは頭がいいし、仕事の能力も高い。彼は飛び級で大学へ進学し、GE社へ入社し、また修士号(院卒)まで取得している。さらにIT企業の役員を勤めながら芸人をやり、芸人として成功し、FIREできるほどの資産を手にしています。ジェイソンと全く同じことが誰でも出来るかといえば、難しいでしょう。

しかし、ジェイソンの投資術や人生哲学のうち、1つでも2つでも自分の生活に取り入れて、実践できれば、あなたの資産づくりの大きな後押しとなることはプロの目線で見ても間違いありません。

厚切りジェイソンのさらなる活躍をいのりつつ、この記事が読者の資産づくりの助けになることを願っています。

執筆者
杉山綜合財務管理株式会社
代表 杉山広

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